介護福祉士 第39回に向けた過去問の回し方。第33〜38回の750問を数えてわかったこと
2026-10-17 ・ @apkderete
第39回の介護福祉士国家試験は、2027年1月31日(日)です。今日が10月17日なので、残りは3か月半ほど。過去問をどう回すかを決めるなら今のうちかな、と思って書いています。
過去問アプリを作るときに、第33回から第38回までの6回分、750問を全部データに入れました。そのとき数えたことを材料にして、過去問の回し方を考えてみます。数字は、試験センターが公表している問題をアプリに入れたデータから数えたものと、試験センターの公式の発表から取ったものだけです。出どころは最後にまとめました。
まず、試験の形を確かめておく
第39回は125問で、午前がAパート、午後がBパートとCパートです。Aパートは人間の尊厳と自立、介護の基本、社会の理解、人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術、生活支援技術。Bパートはこころとからだのしくみ、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、医療的ケア。Cパートは介護過程と総合問題です。配点は1問1点で、Aパートが60点、Bパートが45点、Cパートが20点。午前の試験は10時から11時45分、全パートを受ける人の午後の試験は13時40分から15時35分と案内されています。
合格基準は回ごとに発表されます。第38回は、125点のうち64点以上で、そのうえで11の科目群すべてで得点があること、でした。総得点の60%程度を基準に、問題の難易度で補正するという決まりなので、合格点は毎回動きます。第35回が75点、第36回が67点、第37回が70点、第38回が64点です。第38回からはパート合格の仕組みも始まっています。
6回分を数えてわかったこと
いちばんはっきりしていたのは、科目ごとの問題数がほとんど変わらないことでした。生活支援技術は6回とも26問、社会の理解とこころとからだのしくみと総合問題は12問ずつ、医療的ケアは5問、人間の尊厳と自立は2問。13科目のうち11科目は、第33回から第38回まで同じ数でした。違ったのは人間関係とコミュニケーション(第33・34回は2問、第35回からは4問)と、コミュニケーション技術(第33・34回は8問、第35回からは6問)の2つだけで、2つの合計は10問のままです。科目ごとの数は前に書いた記事にも図で載せています。
問い方も、思っていたより揃っていました。750問すべてが「1つ選びなさい」の問題で、2つ選ぶ問題はありません。「適切でないもの」や「誤っているもの」を選ばせる問題も見当たらず、いちばん多いのは「最も適切なものを1つ選びなさい」で、各回82問から102問ありました。つまり、正しくない選択肢を1つ見つける試験ではなく、それなりに正しく見える選択肢の中から一番いいものを選ぶ試験なんですね。
問題文に「Aさん」のような人が出てくる問題は、各回33問から43問ありました。125問のうち3割前後です。図やイラストを使う問題は6回で11問と少なく、多い回でも4問でした。
もうひとつ、第38回の125問を、前の5回(第33〜37回)の問題と文字の並びで比べてみました。問題文と選択肢がまるごと前の回と同じ、という問題は1問もありませんでした。問題文だけが9割以上似ている問題は4問ありましたが、選択肢は入れ替わっていました。過去問をくり返し解いて答えの番号を覚えても、本番ではそのまま使えない、ということです。
回し方
最初の1回は、いちばん新しい第38回を、本番と同じ時間で通して解くのがいいと思います。午前の60問を1時間45分、午後の65問を1時間55分。点数より、時間が足りるかと、どこで手が止まるかを見るための1回です。答え合わせのときは、総得点だけでなく11の科目群ごとの点も出しておきます。医療的ケアは5問、人間の尊厳と自立は2問しかないので、ここで取りこぼすと科目群が0点になりやすいからです(人間の尊厳と自立は介護の基本と同じ科目群なので、合わせて12問です)。
そのあとは古い回へさかのぼります。6回分で750問、今日から1月31日までは106日あるので、1日7問か8問で一回りできる計算です。実際には解き直しの時間がいるので、新しい問題はもう少し速めに進めておくほうが安心です。
解き直しで大事なのは、正解の番号ではなく、選択肢を1つずつ「なぜ違うのか」言えるかどうかだと思います。上に書いたように、同じ問題がそのまま出たことは6回の中で一度もありません。「最も適切なもの」を選ぶ問題では、2つまで絞って迷った問題がいちばん危ないので、勘で当たった問題も間違えた問題と同じように残しておきます。
第33回と第34回を解くときは、人間関係とコミュニケーションとコミュニケーション技術の問題数の割合が今と違うことだけ、覚えておいてください。それから、古い回には、その後の制度の変更で今の正解と合わなくなった問題もあり得ます。解説と今の制度が合わないと感じたら、新しいテキストや厚生労働省の資料で確かめてから覚えてください。
出どころ
試験の日程・科目・パート・試験時間は、社会福祉振興・試験センターの令和8年度 第39回介護福祉士国家試験のページから取りました。パートごとの配点は合格基準のページ、第38回の合格基準は第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について(PDF)、第36回・第37回の合格点は同じ形の第36回・第37回のPDF、第35回の合格点は厚生労働省の発表(PDF)です。どれも2026年10月17日に開いて確かめました。
科目ごとの問題数、問い方、図の問題の数、前の回との比べ方は、試験センターが公表している過去の試験問題をアプリに入れたデータから数えたものです。問い方は問題文の言葉で、前の回との比較は文字の並びの一致の割合で数えました。私の入力や数え方に誤りがある可能性はあります。気づいたことがあれば X(@apkderete)で教えてください。
第38回の問題は、正答と解説つきで1問ずつ置いています。介護福祉士 第38回の過去問と解説 / 第39回の日程と合格基準 / 11の科目群と0点の決まり
解き直しをスマホでやりやすくするために、「ニガテ帳」という iPhone の過去問アプリを作りました。間違えた問題だけが残っていく作りです。