介護福祉士国家試験の受験資格。8つの区分と、実務経験ルートの3年・540日・実務者研修(第39回)
こんな人に介護福祉士国家試験を受けようと考えている人、介護の職場で働いている人
介護福祉士の国家試験を受けられる人は、養成施設を出た人、介護の実務経験と研修を積んだ人、福祉系高校を出た人、EPAの候補者などに分かれます。試験センターの第39回の案内と受験資格のページから、8つの区分と、それぞれの条件を並べます。第39回の筆記試験は2027年1月31日(日)です。
- 第39回の筆記試験2027年1月31日(日)
- 見込みで受ける人が条件を満たす期限2027年3月31日(水)
日数は、このページを開いた日(日本時間)から数えています。
先に要点を書きます。
- 受験資格は8つの区分に分かれます。働きながら受ける人の多くは、実務経験と実務者研修の区分です。
- 実務経験は「従業期間3年以上(1,095日以上)」と「従事日数540日以上」の両方が要ります。
- 実務経験3年だけでは受けられません。実務者研修の修了が要ります。
- 第39回は、2027年3月31日までに条件を満たす見込みの人も受けられます。
第39回の受験資格(8つの区分)
| 区分 | 条件 | 見込み |
|---|---|---|
| (1) | 介護福祉士養成施設(2年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了) | 卒業見込みを含む |
| (2) | 介護福祉士養成施設(1年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了) | 卒業見込みを含む |
| (3) | 介護等の業務に3年以上(従業期間1,095日以上・従事日数540日以上)従事し、実務者研修を修了 | 従事・修了の見込みを含む |
| (4) | 介護等の業務に3年以上(同上)従事し、介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修(第1号研修か第2号研修)を修了 | 従事・修了の見込みを含む |
| (5) | 平成21年度以降に福祉系高校に入学し、必要な科目を履修して卒業 | 卒業見込みを含む |
| (6) | 特例高校に入学して卒業し、卒業の翌日以降に9か月以上(従業期間273日以上・従事日数135日以上)介護等の業務に従事 | 従事の見込みを含む |
| (7) | 平成20年度以前に福祉系高校に入学し、必要な科目を履修して卒業 | |
| (8) | EPA(経済連携協定)の介護福祉士候補者で、介護等の業務に3年以上(従業期間1,095日以上・従事日数540日以上)従事 | 従事の見込みを含む |
出典: 令和8年度 第39回介護福祉士国家試験(試験センター) / 介護福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)(試験センター)
見込みの期限は、どの区分も2027年3月31日です。特例高校は、高校が平成21〜25年度・28〜30年度、専攻科が平成21〜25年度・28〜31年度に入学した人が対象です。
実務経験ルートの条件
実務経験の区分では、次の2つを両方満たす必要があります。どちらも試験の年度の3月31日まで足し合わせて数えられます。
- 従業期間: 対象の施設・事業と職種に在籍していた期間。産休・育休・病休などの休職期間も含みます。3年以上(1,095日以上)。
- 従事日数: 雇用契約にもとづいて、実際に介護等の業務をした日数。休暇・欠勤・出張・研修の日は除きます。540日以上。1日の勤務時間は問いません。
このうえで、実務者研修を修了していること(または介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修の修了)が要ります。実務者研修の修了は、第29回(平成28年度)の試験から必要になりました。日数の数え方と、実務経験にならない職種は実務経験の数え方と対象の職種に、研修の見込みで受けるときの期限は実務者研修と受験の手続きにまとめています。
出典: 介護福祉士国家試験 受験資格 実務経験+実務者研修(試験センター) / 令和8年度 第39回介護福祉士国家試験(試験センター)
養成施設を出た人の経過措置
養成施設のルートは、平成29年度(第30回)から国家試験の受験資格になりました。2027年3月末(令和8年度末)までに養成施設を卒業する人は、卒業後5年の間は、国家試験を受けなくても、合格しなくても介護福祉士になれます。この5年の間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事すると、5年たったあとも登録を続けられます。
2027年4月以降(令和9年度以降)に養成施設を卒業する人は、国家試験に合格しないと介護福祉士になれません。
出典: 介護福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)(試験センター)
登録のときに「介護過程Ⅲ」が要る人
平成20年度以前に福祉系高校に入学して卒業した人、特例高校を卒業して9か月以上従事した人、令和6年5月以前に入国したEPA候補者は、合格したあと登録の申請までに「介護過程Ⅲ」を受講し、修了証明書を出す必要があります。実務者研修を修了している人は、実務者研修の修了証明書を出せば、介護過程Ⅲの修了証明書は要りません。
出典: 介護福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)(試験センター)
受験資格を確かめたあとにすること
ここからは、過去問アプリを作っている立場からの話です。合格を約束するものではありません。
第39回の申し込みは2026年7月22日〜9月2日で、すでに終わっています。申し込みを済ませた人は、ここから試験までの時間を過去問にあてられます。試験は125問で、11の科目群すべてで1点以上とることが合格の条件です。科目ごとの問題数は試験まで3か月の勉強の順番に、合格点の推移は合格点・合格率の推移にあります。
よくある質問
介護の仕事を3年続ければ、介護福祉士の国家試験を受けられますか。
3年の実務経験だけでは受けられません。実務経験ルートは、従業期間3年以上(1,095日以上)と従事日数540日以上の両方に加えて、実務者研修の修了(または介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修の修了)が要ります。
「見込み」で受けられるのは、いつまでに条件を満たす人ですか。
第39回は、2027年3月31日までに卒業・従事・修了する見込みの人です。見込みで受けた人は、決められた期限までに証明書を出さないと試験が無効になります。
年齢や学歴の決まりはありますか。
試験センターは、受験資格に国籍・性別・年齢・学歴などの制約はないと案内しています。
特定技能や技能実習で働いている外国籍の人は、どのルートですか。
実務経験ルートです。EPAのルートで申し込めるのは、EPA介護福祉士候補者として受験資格を得る人に限られます。
養成施設を卒業すれば、試験に受からなくても介護福祉士になれますか。
2027年3月末(令和8年度末)までに養成施設を卒業する人は、卒業後5年の間は、試験に合格しなくても介護福祉士になれる経過措置があります。2027年4月以降(令和9年度以降)に卒業する人は、試験に合格しなければ介護福祉士になれません。