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社会福祉士・精神保健福祉士の共通科目の免除。何問になり、合格点はどう変わるか
こんな人に社会福祉士か精神保健福祉士の資格を持っていて、もう一方を受けようとしている人
社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験には、共通の12科目があります。どちらかの資格で登録を受けている人は、もう一方の試験を受けるとき、申請すればこの12科目が免除されます。何問が免除になり、合格点がどう変わるかを、試験センターの発表から並べます。
先に要点を書きます。
- 免除されるのは共通科目12科目、問題数にすると84問です。
- 社会福祉士は129問が45問に、精神保健福祉士は132問が48問になります。
- 合格点は免除の人だけ別に決まります。第38回社会福祉士は45点中17点、第28回精神保健福祉士は48点中27点でした。
- 条件は、もう一方の資格の登録を受けていることです。申し込みのとき免除申請を「有」にし、登録番号を入れます。
免除される12科目
医学概論 / 心理学と心理的支援 / 社会学と社会システム / 社会福祉の原理と政策 / 社会保障 / 権利擁護を支える法制度 / 地域福祉と包括的支援体制 / 障害者福祉 / 刑事司法と福祉 / ソーシャルワークの基盤と専門職 / ソーシャルワークの理論と方法 / 社会福祉調査の基礎
この12科目は、社会福祉士の試験では午前の84問、精神保健福祉士の試験では2日目午前の84問にあたります。免除を受けると、受けるのは専門科目だけです。
出典: 令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(試験センター) / 令和8年度 第29回精神保健福祉士国家試験(試験センター)
免除を受けたときの問題数と合格点
| 試験 | 全科目の満点 | 合格点 | 免除のときの満点 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 社会福祉士(第38回) | 129問・129点 | 50点以上 | 45問・45点 | 17点以上 |
| 精神保健福祉士(第28回) | 132問・132点 | 62点以上 | 48問・48点 | 27点以上 |
出典: 第38回社会福祉士国家試験の合格基準及び正答について(試験センター・PDF) / 第28回精神保健福祉士国家試験の合格基準及び正答について(試験センター・PDF) / 社会福祉士国家試験 合格基準(試験センター) / 精神保健福祉士国家試験 合格基準(試験センター)
合格点は、どちらも満点の6割程度を基準に、問題の難しさで補正して決まります。第38回社会福祉士の免除者の合格点17点は45点の約38%、第28回精神保健福祉士の免除者の合格点27点は48点の約56%でした(上の表から計算)。全科目の人の合格点の割合(社会福祉士約39%、精神保健福祉士約47%)と、同じ年でも同じになるとは限りません。
科目群の条件も変わる
点数のほかに、すべての科目群で得点していることが合格の条件です。免除を受けた人は、専門科目の科目群だけが対象になります。
| 試験 | 全科目の人 | 免除の人 |
|---|---|---|
| 社会福祉士 | 6科目群すべて | 2科目群(高齢者福祉・児童・家庭福祉・貧困に対する支援・保健医療と福祉 / ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)・ソーシャルワークの理論と方法(専門)・福祉サービスの組織と経営) |
| 精神保健福祉士 | 9科目群すべて | 5科目群(精神医学と精神医療 / 現代の精神保健の課題と支援 / 精神保健福祉の原理 / ソーシャルワークの理論と方法(専門) / 精神障害リハビリテーション論・精神保健福祉制度論) |
出典: 社会福祉士国家試験 合格基準(試験センター) / 精神保健福祉士国家試験 合格基準(試験センター)
受験手数料と試験の時間(社会福祉士 第39回・精神保健福祉士 第29回)
| 受け方 | 受験手数料 | 試験の日と時間 |
|---|---|---|
| 社会福祉士だけ | 24,300円 | 2027年2月7日(日) 午前・午後 |
| 社会福祉士・共通科目免除 | 20,460円 | 2月7日(日) 午後 14:10〜15:35 |
| 精神保健福祉士だけ | 28,910円 | 2月6日(土) 午後と、2月7日(日) 午前 |
| 精神保健福祉士・共通科目免除 | 22,950円 | 2月6日(土) 午後 14:00〜15:30 |
| 両方を同時に受ける | 45,020円 | 2月6日(土) 午後と、2月7日(日) 午前・午後 |
出典: 令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(試験センター) / 令和8年度 第29回精神保健福祉士国家試験(試験センター)
時間は、時間の延長がない人のものです。第39回・第29回の申し込みは2026年10月2日で締め切られています。次の回を考えている人は、免除の申請に登録番号が要ることを先に確かめておくと、申し込みで迷いません。
免除で受ける人の勉強
ここからは、過去問アプリを作っている立場からの提案です。合格を約束するものではありません。
免除で受ける人の問題は45問か48問で、1問の重みが全科目の人より大きくなります。専門科目の科目群は数が少ないので、どの科目群も0点にしないことが先です。精神保健福祉士の専門科目は今の形で第27回と第28回の2回分、社会福祉士の専門科目は第37回と第38回の2回分があります(精神保健福祉士の科目ごとの問題数 / 社会福祉士の科目ごとの問題数)。
第28回の精神保健福祉士の問題は正答と解説つきで1問ずつ、社会福祉士は試験ページから年度ごとに見られます。
よくある質問
国家試験に合格しただけで、まだ登録していません。免除を受けられますか。
免除の条件は、もう一方の資格の「登録を受けていること」で、申し込みには登録番号が要ります。登録申請中の人や、登録日が申し込み年の9月1日以降の人は試験センターに問い合わせるよう案内されています(第39回・第29回の案内)。
免除は自動でつきますか。
つきません。インターネットの申し込みの途中で、科目免除申請を「有」にします。「無」を選ぶと免除されません。
免除を受けると、合格点はどう決まりますか。
免除を受けた人だけの満点(社会福祉士45点、精神保健福祉士48点)に対して、6割程度を基準に難しさで補正した点が合格点になります。第38回社会福祉士は17点以上、第28回精神保健福祉士は27点以上でした。
両方を一度に受けることはできますか。
できます。同時受験は北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県の7試験地で、土曜と日曜の2日間です。申し込みで「社会福祉士国家試験と精神保健福祉士の同時受験」を選びます。