看護師国家試験の合格率の推移(第111回〜第115回)。新卒者と新卒以外の数字
こんな人に第116回看護師国家試験を受ける看護学生、もう一度受ける人
看護師国家試験の合格率は、毎年9割前後です。ただ、厚生労働省の合格発表を見ると、新卒者とそれ以外の人とで数字が大きく違います。第111回から第115回までの5回分の発表から、受験者・合格者・合格率と、新卒以外の合格率を並べました。第116回は2027年2月14日(日)です。
- 願書の締め切り(郵送は書留で当日の消印まで)2026年11月27日(金)
- 第116回の試験日2027年2月14日(日)
- 合格発表(午後2時、厚生労働省のホームページ)2027年3月24日(水)
日数は、このページを開いた日(日本時間)から数えています。
先に要点を書きます。
- 第115回の合格率は88.3%(59,614人中52,666人)。新卒者は94.1%でした。
- 第111回〜第115回の合格率は87.8%〜91.3%、新卒者は93.2%〜96.5%です。
- 新卒以外(全体から新卒者を引いた数)の合格率は30.4%〜44.9%で、第115回は32.3%でした。
受験者・合格者・合格率(第111回〜第115回)
| 回 | 試験日 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第111回 | 2022年2月13日 | 65,025人 | 59,344人 | 91.3% |
| 第112回 | 2023年2月12日 | 64,051人 | 58,152人 | 90.8% |
| 第113回 | 2024年2月11日 | 63,301人 | 55,557人 | 87.8% |
| 第114回 | 2025年2月16日 | 63,131人 | 56,906人 | 90.1% |
| 第115回 | 2026年2月15日 | 59,614人 | 52,666人 | 88.3% |
出典: 第111回の合格発表 / 第112回の合格発表 / 第113回の合格発表 / 第114回の合格発表 / 第115回看護師国家試験の合格発表(厚生労働省)
受験者は第111回の65,025人から、第115回の59,614人まで減っています。合格率は5回とも87%台から91%台の間です。
新卒者と、新卒以外の合格率
厚生労働省の発表には、全体の数と「うち新卒者」の数が載っています。新卒以外の数は、全体から新卒者を引いて出しました(既卒の人のほか、新卒にあたらない人がすべて入ります)。
| 回 | 新卒者の合格率 | 新卒以外の受験者 | 新卒以外の合格者 | 新卒以外の合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第111回 | 96.5% | 5,877人 | 2,287人 | 38.9% |
| 第112回 | 95.5% | 5,140人 | 1,876人 | 36.5% |
| 第113回 | 93.2% | 5,441人 | 1,654人 | 30.4% |
| 第114回 | 95.9% | 7,096人 | 3,188人 | 44.9% |
| 第115回 | 94.1% | 5,578人 | 1,804人 | 32.3% |
出典: 第115回看護師国家試験の合格発表(厚生労働省) / 第114回の合格発表 / 第113回の合格発表 / 第112回の合格発表 / 第111回の合格発表
新卒者は5回とも93%を超えています。新卒以外は、いちばん高い第114回で44.9%、いちばん低い第113回で30.4%です。受験者のおよそ1割が新卒以外の人です。
合格基準(第111回〜第115回)
看護師の試験は、必修問題と、一般問題・状況設定問題の2つの基準を両方満たすと合格です。必修問題と一般問題は1問1点、状況設定問題は1問2点です。
| 回 | 必修問題 | 一般問題・状況設定問題 |
|---|---|---|
| 第111回 | 40点以上/50点 | 167点以上/250点 |
| 第112回 | 40点以上/50点 | 152点以上/249点 |
| 第113回 | 40点以上/49点 | 158点以上/250点 |
| 第114回 | 40点以上/50点 | 148点以上/250点 |
| 第115回 | 40点以上/50点 | 166点以上/249点 |
出典: 第115回看護師国家試験の合格発表(厚生労働省) / 第114回の合格発表 / 第113回の合格発表 / 第112回の合格発表 / 第111回の合格発表
必修問題は毎回40点以上です(満点が49点の第113回も40点以上)。一般・状況設定の合格点は148点から167点まで動いています。満点が249点の回は、採点から除外された問題があった回です。採点の除外の扱いと必修の基準のくわしい話は必修問題の基準と、一般・状況設定の合格点の決まり方にまとめています。
数字から言えること
ここからは、過去問アプリを作っている立場からの見方です。合格を約束するものではありません。
新卒以外の合格率が3〜4割にとどまるのは、学校の授業や模試の流れから離れて、ひとりで勉強を続ける難しさもあると思います(推測です)。もう一度受ける人は、前回の点を必修(50点満点)と一般・状況設定(250点満点)に分けて書き出し、どちらが足りなかったかを先に確かめると、残りの時間の使い方を決めやすくなります。
第116回の願書は2026年11月27日(金)までです。出す書類と写真の決まりは第116回の願書の受付と出す書類に、試験までの勉強の順番は試験まで3か月の勉強の順番にあります。
よくある質問
第115回看護師国家試験の合格率は何%でしたか。
受験者59,614人のうち52,666人が合格し、88.3%でした。新卒者は54,036人が受けて50,862人が合格し、94.1%です。
新卒以外の人の合格率はどのくらいですか。
厚生労働省の発表は全体と新卒者の数なので、その差を新卒以外として計算しました。第111回〜第115回は30.4%〜44.9%で、第115回は5,578人中1,804人の32.3%でした。
合格率が高い回は、合格点も低いのですか。
第114回は一般・状況設定の合格点が148点で、5回の中でいちばん低く、合格率は90.1%でした。ただ、合格点は問題の難しさに合わせて決まるので、合格点が低い回がやさしかったとは言い切れません。
第116回の合格発表はいつですか。
2027年3月24日(水)午後2時です。厚生労働省のホームページに受験地と受験番号が載ります。